2020年05月05日
デザイナー土屋の考察 VOL.2
自分を「知る」こと
ファッションが好きオシャレが好き洋服が好き…きっかけはなんだったのだろう…?
自身を紐解いていくとこれと言って思い当たらない…特別ヒーロー戦隊ものにも憧れはなかったし、その手のヒーロー達の格好がカッコいいとも思わなかった。
当時、ゴレンジャーのお面をかぶっていわゆる「〜ゴッコ」をしたものだが、お面より下が半ズボンでイケテナイと思いながら遊んでいた記憶がある。
(今ではトータルでコスプレできる時代だが)
その幼少のモヤモヤはファッションとは「トータル」で楽しむものだと言う事の始まりだったのだと思う…
「トータル=全体のバランス」
サイズ感、セレクトする衣類の素材、色目…
今はとても考えられた(日本人向き)サイズの衣類が充実しているが
僕の思春期(時代)は洋服のサイズがあまり無く苦労した思い出がある
そう言った経験により僕は洋服を着るのも好きだが、作る(デザインする)事が好きになったのだと…
既製服を直す(カスタム)などは中学生より独自に普通にやっていた事だったなと懐かしく思う。
オシャレな人、コーディネートが上手い人。
そのポイントは衣類のバランスやサイズ感(自分自身)を知っている人なんだと思う。
好きなブランド、デザインもあるけれど、そもそもの骨格や身体のバランスを知っている事、言い方を変えれば自分の体型コンプレックスをちゃんと知っている人だと思う。
自分にとってバランスの良いアイテムやブランドに出会えるとファッション、洋服がもっと好きに楽しくなるものだ
とは言え僕も世間からは「おじさん」と言う「ジャンル」にどっぷりカテゴリーされている、近年セレクトするアイテムのサイズアップを余儀なくされている訳だが「自分のサイズ感」を知る事はコーディネートがまとまる、って事なんだと言い聞かせ開き直りの境地である…(笑)